日本庭園の主要な添景物の手水鉢は、蹲踞の中心に設置されるものと、縁先手水鉢としてもちいられます。
蹲踞(つくばい)は手水鉢と一組の役石で構成されます。役石は手水を使うために乗る前石、右手に手燭を置くための手燭石、左手に温湯を用意するための湯桶石の三石が基本となります。 手燭石と湯桶石は裏千家と表千家では左右逆になり、藪内流では海が深くなります。
原則的に蹲踞には筧は(かけひ)不要とされていますが、最近は筧が組まれることも多くなっています。
縁先手水鉢の役石は、濡縁の下に置かれる水返しの蟄石(かがみいし)と従者が水を汲んで差し出すための水汲石、袖垣側に配置される清浄石(覗石)、清掃に使われる水揚石の四石で構成されます。
この四石の配置は縁側や袖垣の場所で変化します。蟄石は他の三石とは違う種類の石を使うのが原則となっています。
蹲踞の使い方(裏千家) 客は飛石から前石の上に立ち、手にした扇子を腰に差し、十分に腰を据えて、手拭いなど取り出しておき、右手で柄杓に手水鉢から水をすくいます。柄杓半分の水で左手を清め、持ちかえて残りの水で右手も清めます。再び右手に柄杓を持ちかえ、水を汲み左手に水を受け、手に受けた水で口をすすぎます。残った水を静かに柄杓を立て流しながら柄杓の柄をすすぎ、手水鉢に柄杓を戻し、手を拭ってにじり口に進みます。 (流派によって作法がちがいます。)
縁側
鉢囲木
鉢請木
蟄石
清浄石
水汲石
飛石
手水鉢
水揚石
飛石
海
鉢請木
鉢囲木
鉢囲木
飛石
手燭石
湯桶石
前石
手水鉢
燈篭